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コラム

第57回

「子供の写真」

スタジオマリオというカメラのキタムラが運営している子供写真館がある。
赤ちゃんから、正確にいうと、大きなお腹のお母さんの写真から始まり、誕生、お宮参り、七五三、入園、入学、毎年のお誕生日祝いと大体7歳児くらいまでを対象にした、メイクと衣装つきで写真撮影が出来るところだ。

子供は可愛い、ましてや、赤ちゃんの、あのコラーゲンたっぷりの、ぷりぷりの柔らかさ、そして、あの心の中を見透かされるような瞳の清らかさには、悪意というものを一切消し去る力がある。

赤ちゃんを愛しいと思うのは、人間の本能に秘密があるそうだが、その生まれたての天使の時から、小学校にあがるまでのたった7年の間に、子供は目まぐるしく成長する。あっという間に、はいはいをして、立って、歩いて、話し始めて、気がくと幼稚園、小学校入学と、子供が生まれることで親の生活もたったの7年で著しい変化がある。

その成長の変化の記録を子育ての一環として、提唱しているのが子供写真館マリオの事業だ。子育て応援隊という事で、マリオクラブという刊行物や、ホームページ上で、年中行事のマナーや子育てのノウハウ等の情報提供もしている。

日常や、家庭のイベント毎に自分達で撮った写真を残しておくのも大切だが、「写真を撮る」という、そのものに力を入れて、子育て応援隊の手腕にまかせてスタジオで撮影してみるのも、とても素敵な思い出つくりになると思う。

スタジオマリオのプロは、カメラの性能を熟知して写真の構造を理解して撮影するプロではなく、子供の笑顔を引き出し、最高の瞬間を外さないという技を持つプロだ。女性スタッフだけで構成されているので、子供達は安心して優しいお姉さんと遊んでいるうちに、自然な形で写真を撮られている。後は、気に入った写真をスタッフと一緒にじっくり選んで、記念のフォトアルバムを完成させる。

最近は、晩婚化の流れで晩産化も進んでいるそうだ。遅かろうが早かろうが、子供が生まれるということは、素晴しい事なので、生める方はどんどん生んで頂きたい。早い遅いではなく授かった命を大切に育てて欲しい。それでも、親子は、いつかは、親離れ、子離れの時が必ず来るが、そんな折にも、思い出の写真は必ず役に立つ。

最近の親御さんは、こんなに身近に気軽に写真スタジオを使えるので実に羨ましい。子供の時には出来なかったので、孫が生まれたら必ず連れて行こうと思っている。

弊社でも、最近お目出度い話があった。創業メンバーの一人が、まだまだ、お若いのに、来年Grandpaになるという。満面の笑みで、孫の写真を眺める彼の姿が今から想像できる。

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