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コラム

第54回

「起業から企業への要素・・」

2002年の年頭にあたり、勝ち残る企業は、「独自のビジネスを発掘し、価値を形にした企業」そして「顧客との接点にすべての経営エネルギーを集中すること」「オンリーワンを目指し無駄を抜いたコストで、明解な商品、サービスを確立すること」がサバイバルのあり方であると申し上げた。

今回は, 起業から企業へのシフトしてゆく成功要素といった視点を、お伝えしたい。

ベンチャー企業の創業時は、市場開発に特化した人材を中心に、日々顧客との葛藤の中から、独自のビジネスのモデルが創造され育ってゆく。

そして、更に成長し株式を公開できるかどうかは、事業アイディアやビジネスモデルの良し悪しも大切な要素ではあるが、それ以上に「経営陣のチーム力」といったファクターが必要になる。

私は、インキュベーション支援のコアソリューションは経営ボードチーム人材の確保が、事業成功の確信であると捉え、当社の人材紹介事業を確立してきた。

今日のように変化が激しいIT時代では、旬のアイディアやビジネスモデルは短期で陳腐化する。現存の企業は、既存事業の変革による延命安定収益構造にするか、継続的に新しいビジネスモデルを創造できるかしか「勝ち組」として生き残れない。

つまり、組織の最適化、経営チームマネジメントという考え方を形にできる組織企業であるかどうかが、「勝ち組」になれるかどうかの最大のポイントとなる。

例えばよく事例に出されるケースとして世界のホンダを築いた本田宗一郎氏は開発拡大型人物、そして金庫番管理型の藤沢武雄氏とのコンビによる相乗効果を生み出した補完関係は、あまりに有名な話である。

偶然の組み合わせによって出会ったかどうか、それとも創業時考えて出会いを求めたかはともかく、近年の公開を果たした勝ち組みの企業は、必ずそういった経営ボードで成り立っているケースが大半である。

ベンチャー企業が成功確率を上げていくためのキーコンセプトは、「コンビネーションマネジメント」つまり、補完し合える人と人、仕事と人、仕事と仕事、組織と組織を上位概念とした、組織形態の最適化、人材配置、ミッションマネジメントで成り立っている。

誰と組み、共に同じ夢を求め、どんな結果を出す Mission Combination Managementが、成功への王道となる。

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