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コラム

第110回

「大丈夫」

「気にすることない、大丈夫だよ。」「もう大丈夫、安心してね。」「これは、ここにおいても(捨てても)大丈夫?」「勉強しなくて大丈夫?」等々。

「大丈夫」とは、常日頃使わせて頂いている重宝な言葉ですが、そもそも、大丈夫とは、強く逞しい男性の事だそうです。

男とは限らないではないか、強く逞しい女性もいるのだからと思われる方もおられるかもしれませんが、夫とは、もとから男性を表す文字なので限られるわけです。

しかも、特に立派な男性を。つまり、大丈夫とは、立派な男性が更に逞しくなっている状態ということで、そして、更に逞しく立派な男性は、なんだかしら、安心だということで、私たちは、日々、「大丈夫?(更に逞しく立派な男性ですか?)」と聞いて、「大丈夫です。(さらに逞しく立派な男性ですから安心です)」と答えているわけで。少し愉快ですね。

ところで、世の中には、大勢の実在の大丈夫さんが存在されていると思いますが、私的に、大丈夫さん(更に…)だと思っている方が幾人かいらっしゃいます。

つまり、更に逞しく立派な男性達ということですが。I食品の会長もそのお一人です。
初めてお会いした時から15年以上過ぎておりますが、その頃から並外れた人心掌握言語と風格を持たれていました。どんな難題も難関も、大鉈を振って、壁をぶち破って、結果驚く程スマートな解決をされるのです。絶対味方に欲しいタイプです。

最近お会いした時も、変わらない茶目っ気溢れるちょい辛ジョークを交えながら端的に現況を説明してくださいました。その間さりげなくみせる気遣いや優しさも素敵です。やっぱり、大丈夫さんなのです。

その後、気分爽快で付近を巡っておりましたら、あの黄金のスマイルのKシェフの真剣な仕事の現場に遭遇し、その美形ながらも仕事に忠実な姿に、美丈夫もありだと、いや欲を言えば美丈夫であればあるほど、更に素敵な事ではないか等と考え、一瞬思いついて「大丈夫?」というのを「美丈夫?」と変えてみたところ、「もう美丈夫?」(もう美しく立派な男性ですか?)「はい、美丈夫です」(はい美しく立派な男性です。)となると、なにか違う。素敵だけど違う。もちろん、実在の美丈夫に囲まれたら幸せだと思うのですが。やはり、「大丈夫」(さらに逞しく立派な男性)の方がしっくりきます。

なんだか凄く安心です。世の中に大丈夫さんが増えて頂ければ、超高齢化でも国の借金が増えても安心していられます。

それに、「なんとかなるよ」より「大丈夫!なんとかなる、なんとかする」と頭に大丈夫の文字がつくだけでも落ち着きます。やはり、大丈夫って凄い力を持っています。

日々口に出して大丈夫(さらに逞しく立派な男性)を呼び込みましょう。なにかしらの、助けになるはずです。

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