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コラム

第226回

「bjリーグ」

5月15日、有明コロシアムで行われたbjリーグファイナル戦に1万人を超えるファンの皆さんが集い、ゴール裏が金と赤に染まり大歓声の熱戦が繰り広げられました。

11シーズンで計4,505試合・総勢802万人が来場し、全国で展開された日本初のプロバスケットボールリーグは、「琉球ゴールデンキングス」が優勝し、最後の王者となって幕を閉じました。

今から16年前、日本では500万人のバスケ愛好者がおり、世界には4億5千万人いるといわれ、アメリカのNBAを頂点に50ヶ国でプロリーグが運営されていました。

日本にはプロリーグはなく、バスケ界は 1976年のモントリオールオリンピックを最後に、オリンピックに出場できていませんでした。企業チームは撤退しチーム数が減少し、競技レベルも低くトップリーグに進む選手は年間10人を切っていました。

当時のバスケ界は、実業団による協会で運営されていました。1993年のJリーグ開幕をきっかけに、バスケのプロ化も叫ばれていましたが、なかなか協会組織では進展しない状況が続いていました。

「日本にプロのバスケットボールリーグを創り、ファンや子供たちに夢と感動を与えたい」とのビジョンのもと、2004年4月プロ化を目指したい新潟と埼玉の地域2チームがJBL脱退を宣言し、Jリーグ型地域密着プロリーグ設立室が設けられました。
そして、2005年3月「バスケがしたい」というキャッチフレーズのもと、プロ選手と地域チームが活躍できる地元密着で成立する経営モデルとして、多くの皆様さんの支援によって、日本では前例のないバスケのプロリーグが設立されました。

11月5日、東京、仙台、大阪の会場で、新潟・埼玉・仙台・東京・大阪・大分の6チームによる「bjリーグ」が華々しく開幕しました。有明の会場では、DJの音楽とテンポのいいMCと、華やかなチアリーダーが登場し、観客と一体化したアメリカのNBAを彷彿させる熱戦でスタートしました。

その過程には、経営危機を始め東日本大震災でチームの休止など様々な困難がありましたが、多くのブースターや支援者の方々に支えられ、全国に24の地域チームが誕生し、シーズン107万人が観戦するエンターテイメントバスケリーグに成長しました。

bjリーグは9月にNBLと統合し、新設Bリーグとして、新たなスタートを切ります。
多くの困難に直面し、日本初のスポーツ・エンターテイメント事業の機会の窓を開いた勇者たちの精神が継承され、更に国際舞台で選手たちが活躍し成長していくBリーグになることを祈念しています。

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