column

コラム

第239回

「メンバーズ」

2017年4月21日、株式会社メンバーズが、 東証一部に上場しました。インターネットの黎明期、メンバーズを創業した剣持社長と出会いました。

縁あって社外取締役と監査役に就任して以来、約15年に渡り経営に携わって参りました。この間、インターネット業界は激変し、栄枯盛衰ベンチャー企業の新旧交代の時代でした。

2006年11月、メンバーズはセントレックス市場に上場し、2008年に史上最大の負債総額64兆円でリーマン・ブラザーズが倒産したことに端を発した世界的金融危機、リーマン・ショックの影響を受け、売上が低迷し大変厳しい状況の頃、社外取締役の任にありました。

更にこの年、IT 業界の寵児として君臨し7,900億の時価総額だったライブドアのホリエモンこと堀江社長が逮捕され、株式市場が大混乱に陥りました。インターネット業界の、日本列島を揺るがす大事件が勃発した年でもあります。

こういった混乱の渦中、メンバーズは虎の門から五反田に本社オフィスを移転する意思決定をし、剣持社長のリーダーシップのもと、社員と一丸となって、ビジネスモデルを変革し「世界一のWeb運用会社」を目指す方針を立てました。

更に、「大手企業を顧客に、売り上げ拡大をする」戦略を描き、「社員の幸せと社会貢献を同時に実現する」MEMBERS WAYをひたすら愚直に追い求め、今年4月、138人の新入社員を迎え、757名の規模の会社に成長しました。

今年の4月21日、メンバーズが東証一部に上場し、証券取引所の上場セレモニーの場に私も立ち会うことができ、大変嬉しい出来事でした。 長きに渡りメンバーズの社外取締役を務めてきましたが、この節目に退任することになりました。

メンバーズは、「マーケティングを変え、心豊かな社会を創る」という理念を掲げ、社会にますます影響を与え、成長していく会社だと確信しています。
世界No.1のWeb運用サービスの確立を目指し、デジタルマーケティング支援を通じ、社会の課題を解決してゆくCSV経営に取り組むメンバーズを、今後もご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

コラムを毎月メルマガでご購読