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コラム

第15回

「bjリーグ 河内敏光社長」

日本の社長の人数は、650万人強(内350万人は個人事業者)といわれています。代表という肩書きを持つ際、650万人の方、それぞれの背景があるはずです。

そうは言っても、幼いときからの夢なのか、他人から託されるのか、はたまた、誰もできないから、やらないから、自ら望むのかの、いずれかに分けられる気がしています。BJリーグの河内社長は、誰もやらないから、決意された方だと思います。

 「なんで、やれない?」「どうして無理?」「何故、やってはいけない?」バスケを愛する河内さんが、世界に通用するチームや選手を育てたいという純粋な思いに対して、古い規制や慣習や個々の保身による「やってはいけない」、「出来ない」ことが多すぎました。「日本のバスケ界はこのままでは、縮小してしまう・・・」河内さんは、「どうしても、早く、やらなければ!」と奮起し、同志を集めて、徐々に組織を創り上げていかれました。

気がつくと、自分の為に集まった仲間がいました、力強い応援者もつきました。これから続く未来のスポーツマンの為に、自分に託して下さった方々の為、自分の出来る限りの事をする。誰もやらないから始めた、責任を取るのは自分。そう決意されたのだと思います。

河内さんは、もともと、バスケスポーツ界の有名人で、特に、バスケット好きな方に取っては憧れの人でもあり、昔から、輝いていらした方ですが、過日、当社で講演を頂戴した時に、今までに増して新しく、大きなオーラが出ていらっしゃったので驚きました。

11月5日、いよいよbjリーグの開幕です。

自分が中心となって、バスケリーグを通じて、社会に貢献するという気持ちが高まったから、また、ついにここまできた、という自信から出たオーラだと思います。

これから経営者として更なる苦労があるはずですが、「バスケをやりたいという、世界で通用する技術も、才能もある、若者達の、 夢を実現する舞台のオープンが目前にきました!」と、周りを熱くさせる内容の話と、これからのリーグの経営指標を話して頂きました。

リーグの収益構造、リスクマネージメント、顧客満足の対応、雇用対策等、次々と、会社の現況や売上目標まで、明快に語られる口調に、改めて頼もしさを感じました。

経営は、何をおいても収益が、損益を、より上回るマネージメントの技です。夢があっても、見守る人がいても、収入がなければ、存続することは出来ません。いかにお客様に満足をいただき、儲けて、存続していくかです。

利益によって有能な若者の夢を叶える仕組みができ、ムーブメントを創りだし、大きな応援者が拡がってゆきます。また、それを軸にして、夢を見る子供たちを増やして頂けると思うのです。

若者に夢を見続けさせる為に、未来の日本の為に、潔く立ち上がった生粋のスポーツマン経営者を、大勢の方から応援して頂ける様に、これからもお手伝いをさせていただきたいと思っております。

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