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コラム

第55回

「不老長寿」

人間は欲で生きている、食欲、性欲、名誉欲が3大欲だそうだが、物欲も才能に対する欲も美に対する欲も、それなりにある。そして、究極は不老長寿でありたいと願う欲である。

ともかく、老いた姿より、いつまでも若々しく、かつ長生きしたいのである。

21世紀長生きの年齢枠は、どんどん延びて、本気で120歳を目標にしている方もいる。ほんの100年も前の平均寿命は40歳台だというのに。3倍の人生を望んでいるのだ。

という事もあるのか、最近の年齢に対しての感覚は概ね7掛けで見るそうだ。例えば、120歳は84歳、60歳は42歳、40歳は28歳、30歳は21歳 となる。自分を含めて精神年齢というか思考の分では当たっている気がする。

ということは、思考にあわせて外見も体調も50歳は35歳にしなければ格好がつかない。

なので、昨今、サプリメント、エステ、美容整形、薄毛治療、栄養補助食品を扱う業界は不景気など何処吹く風で市場拡大し続けている。まさに現代は「目指せ!不老長寿社会」まっしぐらである。

余計な事だが、世界には未だに平均寿命が40代の国もある。もちろん原因は生活環境である。先進国という治安も高度医療技術も水道高熱のインフラにも恵まれているところだからこそ可能な長寿なのである。

もちろん、私も10年前から不老長寿を自ら宣言し、いや、周辺から300年は生きると、深い意味で太鼓判を押されているので、その多くの方のせっかくの期待に応える為にも、化粧品や健康グッズにかなりの投資をしてきた。おかげで、通販雑誌やテレビショッピングに紹介される殆どのものが我が家には存在している。

そんな徒労の私の日々に大きな変化を齎してくれた社長がいる。新潟に本社をおく「マイコロジーテクノ株式会社」の津野社長だ。何の会社かは、流れで想像はつかれると思うが、「目指せ!不老長寿」を実現する為に不可欠な免疫力、抗体力を絶妙に保てる食材を製造している会社である。

その食材は「きのこ」地元新潟で発見された新種のきのこである。私も、この「きのこ」のおかげで、100歳は確実に見えてきた。ともかく体調がいい。

津野社長は、この食材を製品化するまで、何度も大きな試練に遭われたようだが、外見が実年齢より10歳以上は若いので、苦労されているイメージが薄い。場面によっては微妙だが、証明としては確実である。数年前より大手ベンチャーキャピタルの方にも期待され、本年、グリーンシート市場に上場した。

新しい商品を開発し世に送り出すというのは、膨大な資金も必要だが、応援してくれる人脈も大切な資源である。津野氏も企業内起業家であるが、まったく違うジャンルの挑戦であるがゆえに、多くの協力を得て始められた訳でなく、コツコツと自分なりの人脈を築きあげていった苦労人である。

この津野社長の本気の想いが、益々の賛同を得て、大きく花開く世界一の「不老」長寿国日本の実現に貢献して頂ける事を願っている。

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