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コラム

第71回

「地球を救おう」

地球温暖化、食糧危機。具体的なデーターは覚えていなくても、日々の生活の中で、地球の未来は明るくなさそうだくらいは、誰もが感じているはずだ。

では私達は、何を、どうすればいいのだろう。

新たな価値を創造するベンチャー支援のメッカといえば、米国シリコンバレー。最近では、環境技術の技術革新を活用したビジネスが注目されている。

この技術革新のグリーンテック(Green Tech)企業への投資は、ソフトウエアビジネスとバイオに次ぐベンチャー投資の的で、次のような事業には、莫大な資金(1200億ドル以上)が投入され、グリーンバレーと呼ばれている。

①太陽光発電・太陽熱(solar power)
②風力発電(wind power)
③バイオ燃料(bio fuel)
④グリーンビル(green buildings)
⑤EV,PHV(personal transportation)
⑥スマートグリッド(smart grid)
⑦モバイルアプリケーション(mobile application)
⑧浄水(water filtration)

金融業界的には、グリーンバレー=儲かると捉えるところもあるが、事実こういう事業が成長しなければ、人類としても危機なのだから、応援して頂けるのは有難い事だと思う。

それに引き換え日本は、危機感を煽る報道や講演は連日行なわれているが、環境保護に関する事業への投資の話題や、そういう企業を応援する企業同士の関心事や、なにより、投資をしやすくする法律改正や、具体的に活動している起業家に対する寄付や助成金の話は、私には聞こえない。解らないだけなのか、目立った動きや喜びの声を聞いた事がない。グリーンバレーのような動きも感じない。

一昨年、大手家電メーカーの新規事業のサポートをさせて頂いた。高齢化、温暖化を見据えた開発事業には、市場性を感じ、高い関心を持ったが、本社側からは手厳しい判断が下され、苦労を強いられていた。

技術の開発には、膨大な資金がいる。その上、投資回収の目処は立てにくい。技術開発に対するコストや時間には、大手企業でさえ単独では支援の限界があるのだ。

それに引き換え、アメリカのテスラモーターズは、未だ数十億円の赤字にも関わらず、多くの投資家や国が支援している。

なんで、なんで、なんで、これから、社会に必要なベンチャー企業を日本は支援できないのか。

一般の投資家であろうが、企業であろうが、今、日本が、世界が、抱えている大きな問題は、人口増加と温暖化にある事を認識しているにも関わらず、その課題を解決しようとするビジネスの芽を伸ばそうと協力しない事が、まったく不思議でならない。

高齢になっても働ける環境や、健康保持の為の技術を開発する。そして、そんな事を実現しようとしている会社を皆で応援する。それを、一人でも多くの人が実行するだけで、どれだけ多くの無駄がなくなり、環境保護の一助になり、平和で心豊かな人生を過ごせる人が、どれだけ多く増えることか。

インターウォーズも、大きな技術開発のご支援は出来なくても、今やれる事からという事で、最近は、環境に優しい電池バイク、電池シニアカーのメーカーである、テラモーターズ株式会社を応援している。

そのバイクは、8時間の充電で50キロは楽に走る。コンセントさえあればどこでも充電可能で、スピードや馬力は、通常の50ccバイクとなんら変わりなく、騒音がなく、油もいらず、なにより、排気ガスを出さない。また、シニアカーも機能的で安価なので評判が良い。

この会社の代表者である徳重徹氏は、金融サービス業界の出身、シリコンバレーでインキュベーターを経験し、その後起業、帰国後企業再生をし、更にこのバイク事業を始めたという、四十路を迎えたばかりの頼もしい人物である。

インターウォーズの玄関には、電池バイクが展示されている。初めて来社された方は、インターウォーズって何の会社だっけ?と思われているようだ。

それでも、なんでも、目に留めて頂いて、電池で走るバイクが、こんなに身近になっている事を一人でも多くの人に実感して頂き、興味を持って頂けるようにと置いている。

そして、電池バイクを切っ掛けに、今すぐに、誰でもできる環境保護の意識を強化して頂き、地球を救う仲間の一人となって欲しいと思っている。

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