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コラム

第48回

「ほんまもん経営力」

新年新心
新年にあたり、皆さん、新たな思いを持って望んでおられると思う。

21世紀幕開けの昨年は、いよいよ「ほんまもん」が勝ち残り、企業間の格差がいちじるしく開いた年となった。私は、新たな年を例年、故郷の寺山八幡神社で迎えている。今後の当社、並びに投資、支援先企業の勝者の基準値を定め、思いを神社に誓った。

今年の経済環境うんぬんは、その分野の聡明な皆さんに伺ってほしいが、現況で勝ち残る企業の唯一のあり方は、「本当に成長する価値のある独自のビジネスを発掘し、確立して、顧客との接点にすべてを集中すること」だ。

そして、自分たちの競い合っている事業分野の中で秀で、ひたすらナンバーワン、もしくはオンリーワンを目指す企業であること。

無駄を省いたスリムな形態を持つ事業であること。
他社とは異なるビジネスモデルを有し、コストが最低であること。

また、商品もしくはサービスの、クオリティが世界水準であること。そして、明解な技術的武器、ニッチ市場で他にない強みを持っている企業になる事だ。

その為には、規模はどうあるべきなのか、成長のスピードはどのくらいでゆくのか、また、どのくらいの経営資源の人材と資金を投下して、自分達の先導的なポジションを確保するシナリオを明確にして、決断と実行を繰り返さなければならない。

自分自身にこの問いかけをしない2002年の企業、経営者は理由がなんであれ、早い時期に姿を消すことになる。今年は、勝負の年になる・・。いよいよ、サバイバル経済戦国時代の中で、「ほんまもんの経営力」が試される時となった。 

今年は、面白くなってきた。そしてチャンスの神様がやってきた!・・皆さん、力を合わせて勝組みの輪を創造し、2002年馬年を駈け抜けてゆきましょう!
本年も宜しくお願いします。

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