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コラム

第125回

「一日一生」

新たな年号に変わる日になると、なにかしらの決意表明をしたくなる。

残念ながら、その時の気持ちをその年の大晦日まで持ち続けた記憶はないが、それでも、この日0時を過ぎた後の「あけまして、おめでとうございます!!」と明るい声が飛び交う瞬間に、これから、良い事が起きそうな嬉しい気持ちになる。

そして、さあ!今年こそ、○○するぞ!!とか思うのである。

しかし、実際のところは、昨日の今日で、年号が変わるだけである。年が変わった瞬間に自分の運命が変化する事はない。運命を変えるのは自分だ。

生きているものは、生きている今を大切に無駄なく生きる事に専念するべきなのである。と考え直し、この「一日一生」という言葉を今年の決意とした。

理由は、これまで周囲をみてきて、結果が解っているから。なにが解っているかというと、人生の成功者の共通点である。それぞれの業界で名誉や財を築き、社会に貢献しているような方々は、まずは、積極性が強いということだ。なによりも、積極性のある人には、オーラがある。

その理由は、生命力だそうだ。生命力とは「気」だと思っていたが、体力、胆力、精力、判断力、決断力、能力の集合体だとの説に合点がいった。確かに体と心のバランスが必要だ。極論だが、その力を伸ばす努力をしていれば、大抵の思いは叶うのである。

と言っても、生命力があるだけでは、そうそう誰もかれも成功するものでもない。やはり、大事なのは環境である。生命力を磨いて培った知恵と勇気を発揮できる環境に遭遇できなければ、ある程度までで運命は固定されてしまう。

なりたい自分になる為には、自ら求める環境にいることがなによりも大事なのだ。「成功する人間の秘訣は成功する人の側にいる事」なのだ。何故なら、貴重な情報も、力強い味方も、心強い仲間も、成功者の周りにいるものだからだ。そして、目指す環境に身を置く為には、生命力を強くして認めてもらうことからなのである。

まずは、なりたい自分を想像し、体と心の鍛練を一日一生の思いで行うことである。

すると、積極的になり、目指す環境に近付いていく。
すると、オーラがあるから、自然と目立ってくる。
すると、鍛えてきた能力を活かすポジションを与えられる。
すると、周りの景色が変わる。
そして、成功者の仲間入りをして、豊かで優雅で充実した老後を送る。
なんと素晴らしい人生!!

私も、より楽しい老後を過ごすために、遅まきながらも、一日一生の精神で生命力を磨き、動じない心と強い肉体で、この一年を過ごしたいと思っております。

今年も宜しくお願いいたします。

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