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コラム

第166回

「オープンイノベーション」

5月27日(金)、2011年度のイントレプレナー講座がスタートしました。
社会が混沌としている中、お陰様で多彩な顔触れの企業の皆さんにご参加いただき、今回も、本講座からどんな事業が創生されるか楽しみです。

オープン講座では、以下の話をしました。

「イノベーションとは、破壊から創造が生まれ、新たな商品や事業を創造してゆく際、経営資源を活かすことが成功要因になる。唯一無二の経営資源は、人であり、その人が持つ知識にある。知識の本質は、人に他ならない。」

「爆発的なヒット商品や事業が創出される時、そこには必ず「現場」で閃いたアイディアと、社外の異質な人との出逢いが存在し、この掛けあわせの要素が、昨今共通の大きな潮流となってきている。

2000年頃まで大半の企業は、社内ですべての開発を秘密事項としてクローズな世界で行って来た。しかし、2000年以降の大ヒット商品は、「オープンイノベーション」という概念で、社外のパートナーと協働で開発した結果、ハイブリッド商品や事業が数多く創生されている。」

これまでのイントレプレナー講座で、様々な業界の異質な皆さんが集い、自社の枠を超え多様な価値が結びついた結果、化学反応が起き、商品や事業が産まれています。こういった結果をもたらす要因は、「オープンイノベーション」にあります。

相変わらず先行きが見えない不安な社会情勢ですが、先人達は勇気を持って危機に真正面から向き合い、底力を発揮し今日の繁栄を築いてきました。黒船に対する明治維新の際も、敗戦後の奇跡的な経済成長もしかりです。

 有事の今、志を持って、枠を超えた「オープンイノベーション」のスタンスで、「イントレプレナー講座2011」から、日本再生に繋がる事業が創生される機会を創り上げていきたいと思います。

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