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コラム

第168回

「未来の扉が開いた!」

昨年の7月10日、ブログで「現在、従来の携帯端末と、スマートフォンの比率は、97対3ぐらいといわれている。」と、書いた。

そして一年後の今、ネットワーク機能、コンテンツ、クラウド、アンドロイド、SNS等の脅威的な発展によって、「スマートフォン」を手にしている姿をいたるところで目にするようになった。

本格的なネットワーク情報端末を搭載した「スマートフォン」は、人々に強烈なインパクトを与え、ライフスタイルを変えつつある。

今後、更に「スマートフォン」が浸透すると、私達の生活に、いったい何をもたらすのだろうか?職場と家庭、地域を超え、境目が見えなくなり、個々人や、企業との接点がいつでもどこでも持てる世界が到来し、境目のない生活のマルチタスク化を可能にする世界の訪れを感じる。

過日、アップルが4-6月期の決算を発表し、予測を超えるほどの好調な決算となった。中でもiPadが売り上げを大きく伸ばし、同四半期にiPadは920万台、60億ドルの売り上げを記録、Macの390万台、51億ドルの売り上げを超えた。iPadは発売後1年強で、Mac事業を超えたことになる。

25年前、パソコンを世の中に送り出したアップルのCEOスティーブ・ジョブスが、今年6月6日、サンフランシスコで、「パソコンはデジタルライフの主役でなくなる」と告げた。

ポストPC時代の主役はスマートフォンにあり、アップルが今秋に始める新サービス「アイクラウド」は、また新たな世界を創りだす現実味を感じる。

デジタル社会を牽引してきた希代の起業家スティーブ・ジョブスが、また新たなデジタル社会の未来の扉を開け、新たなビジネスの機会の窓が開いたようだ!

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