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【新規事業のニーズ発見方法】読んですぐ実践できる!顧客ニーズ発見のための即実践可能な3つのアプロ―チ

良いニーズを発見する3つのアプローチ

新規事業の担当者なら必ず経験する問題の一つとして、顧客ニーズが見つからずにプロジェクトが進められないことが挙げられるでしょう。

成功した新規事業でも、事業アイデアが固まるまで、担当者は何度も「もっと良いニーズはないのか」と頭を悩ませてきたはずです。

新規事業の成功の鍵は、良い顧客ニーズから事業を着想することです。

顧客のニーズを調べずに、社員のやりたいことから生まれた事業アイデアで成功した事例は数少なく、非常に成功確率が低いはずです。

そのため、ニーズの発見に時間と労力を割くのは正しい判断ですが、この段階で担当者が挫折をしてしまい生まれなかった事業が山ほどあります。

そこで、新規事業の顧客ニーズを発見するアプローチを3つご紹介します。

新規事業案を今まさに考えようとしている皆さまへ、どれもすぐに実践可能なので、読み終わったら試してみてください。

①マクロトレンドの変化

新しいビジネスは、市場や消費者の行動の新しい動き・業界構造の変化や法改正など、大きなトレンドの変化に乗る形で生まれることが多いです。

トレンドを分析しながら現在の市場の動向を把握し、将来のニーズを予測することが重要です。

トレンドを分析し、勝手に新しい製品やサービスを開発することで、市場のニーズを先回りして予想することができます。

そして、予想をもとに事業機会を見つけることができるのです。

具体的には、次の行動をしてみるとよいでしょう。

業界イベントや展示会への参加

大型展示会などに参加することで、業界の最新トレンドを吸収することができるだけでなく、業界のリーダーや専門家から情報を得ることが可能です。

オンラインでのトレンドリサーチ

X、Instagram、LINEなどのソーシャルメディアを利用して、消費者の意見やトレンドを分析することができます。

また、Googleトレンド検索を利用して、人々の関心が注目されているトピックを収集することも可能です。

顧客アンケートの実施

オンラインアンケートを活用して消費者の意見やニーズを直接収集することができます。

また、実店舗や公共の場での消費者の行動を観察し、実際の消費パターンや行動トレンドを分析しましょう。

交流会への参加

異業種交流会やビジネスマッチングイベントに積極的に参加し、自身の業界内外の異なる視点からのトレンド情報を得ることも重要です。 

②顧客データ収集・分析

顧客データを活用することは、ニーズを見つけるための最も基本的、かつ効果的な方法の一つです。

消費者がどのような問題を抱えているか、何を求めているかを理解することが重要です。

顧客データを収集・分析することで、満足度の低いニーズや市場のギャップを発見し、新たな事業機会として認識し、新サービスの発掘に取り入れましょう。

具体的には次のような行動をしてみましょう。

アンケート調査(郵送・FAX・インターネット)

大量の顧客から情報を収集することができます。 郵送やFAXは応答率が低い傾向がありますが、特定の年齢層やビジネスユーザーには有効な場合があります。

オンラインアンケートは低コストでスピーディーに、多くの対象者からの回答を得ることができ、集計・分析も容易です。

ビッグデータ分析

顧客の購買履歴、オンライン行動、ソーシャルメディアの利用など、大量のデータセットを分析して、対象顧客の行動パターンやトレンドを把握することができます。

顧客インタビュー

対象顧客の深層心理や動機、関心やニーズを客観的に理解するために必要な調査です。

対象者の雰囲気や人となりがわかりやすく、非言語的なフィードバックを含めより豊かな情報を得ることができます。

街頭調査

公衆の場でランダムに選ばれた人々に対して行われることが多く、短時間で直接的なフィードバックを得ることができます。

ただし、サンプルの偏りや回答者の選択による偏見が生じる可能性があるため注意が必要です。インバウンド向けサービスを検討する際には、この方法が有効的です。

③顧客フィードバック

既存製品やサービスに対する顧客フィードバックは、改善点や新しいニーズを見つけるための貴重な情報源となります。

既存顧客からの直接的なご意見や感想を参考にして、製品やサービスの不足点や、顧客の要望・期待を超える新しいアイデアを考えるきっかけとなることもあります。

顧客と密接にコミュニケーションをとることで、彼らの真のニーズを踏まえ、それに応える新製品や新サービスを提供することができるはずです。

具体的には次のような行動をしてみましょう。

顧客オンラインアンケート

顧客データベースを利用することで、多くの顧客から迅速にフィードバックを収集することができる方法です。既存事業や商品の不便・不都合、改善点などを直接得ることができるでしょう。

顧客インタビュー

インタビューには個別インタビューとグループインタビューの2つの方法が考えられます。

個別インタビューはグループインタビューに対し、他人の影響を受ける可能性が低く、率直なフィードバックを受けることが可能です。「実は・・・」という反応をしてもらうまで、深層心理を伺うことができるととても良いでしょう。特に重要な顧客などを対象に行うと、貴重な意見がもらえるかもしれません。

グループインタビューは、様々な参加者から多様な意見やアイデアを得ることができる方法です。参加者間で相互作用しながら、より深い洞察や新たな視点を見つけられるかもしれません。ただし、集団思考が生じ意見が偏ったり、控えめな参加者が意見を言えなかったりする可能性があるため、モデレーターは事前に練習が必要です。

オンラインリサーチ

X、Instagram、LINEなどのソーシャルメディアにて既存製品へのフィードバックがアップされていないかを確認します。そこからインタビュー対象者を発掘する事も可能です。

他の調査と比べ、比較的低コストで大量のデータを収集することができるためコスト効率の面では有効です。また、競合の顧客の意見や市場の動向も併せて確認することができるため、自社のポジショニングを理解することも可能です。

しかし、無関係な投稿やスパムから有効な投稿を見つけ出すことや、投稿の感情を正確に解釈することが難しく、注意が必要です。

サンプリング配布

調査対象者に実際に製品やサービスを利用してもらい、フィードバックを受ける手法です。実際に使った人でなければ分からない意見や感想を得ることができるため、期待値とのギャップなどの意見も収集することが可能です。ある程度、事業内容が固まった段階での実践が有効です。

もしその製品がとても魅力あるものと認知されると、サンプル体験した対象者によって自然に拡散されるため、プロモーション効果も期待ができます。

まとめ:良いニーズを発見するために

新規事業を成功に導くためには、顧客のニーズを深く理解することが重要です。 

本記事では、新規事業立ち上げにおける、ニーズを発見・把握するための方法を3つお伝えしました。

それぞれ異なる角度からのアプローチのため、1つの手法だけを行って満足するのではなく、あらゆる手段を試してみることをおすすめします。

顧客の満足こそが、持続可能なビジネス成長の最大のポイントです。

是非、上記アプローチを取り入れていただき、顧客ニーズにマッチした、素敵な新規事業を立ち上げることを期待しております。


企業向けビジネスを検討するには、顧客企業へのインタビューが欠かせません。

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