column

コラム

第14回

「三種の神器」

このところ、当社のキャリアウォーズサイトに、転職相談をいただいた方々との面談を、できる限り対応させていただいている。

これまでの当社を通じて、アーリーステージ、ミドルステージ、レターステージに参加され、この3年間でIPOした企業の中で、その方々がどんな希望を持って、どんなミッション役割を担ってこられたかなどを、具体的事実を説明させていただいている。

そして、何ができるか、何がしたいか、何がプライオリティとして手に入れたいか?などを伺っている。出来る限り、「勘違い」のない方向と、例えば、その方のソフトがウィンドウズなのか、マックなのか見極めてから、具体的な企業を紹介させていただく。

自分のキャリアの答えとしての、「虎の巻や、マニュアルはなく、自分の意志で創ってゆく」という認識で、案内をさせていただく。

そして、これからの環境において、ビジネスマンには、最低限必要な能力として、まず始めに、インターネットを自分の目や耳、手と同じように双方向で使いこなせる力不可欠である。

二つめは、英語力。いま、インターネット上の情報の70%以上が英語で蓄積されており、80%以上の情報が英語でやり取りされている。今後、インターネット全盛の時代にインターネットの標準語である英語ができないことには、世界の情報のを受発信ができない。日本企業は、これからますますグローバルな社会の中で、闘っていかねばならない。

三つめが、財務。金を調達し、運用する財務力は、ビジネスマンの人生を左右する。低成長の時代には、以前のように給与が右肩上がりに上がることはまずない。稼ぎたいと思う人は、株式などで資産運用してゆくことだ。高齢化社会の本格的な到来によって、いま40歳のビジネスマンが年金を受け取れる年齢になったときには、年金制度そのものが破綻する予測されている。

払った年金は、いまの高齢者に支払われ、自分のためには貯まっていない現況だ。資産・資金の調達および運用は、今後、個々のビジネスマンが、自分で考え、対応しなければならい時代となってきた。

例えば、車は、維持費も入れて、1ヶ月5万円かかる。1年間で60万円、10年で600万円。その600万円を元本にして、増やすことを考えたらいかがだろうか。車が必要なときは、レンタカーを借りれば、1日1万円以内で利用できる。

家においても、自分で買って借金を背負か、賃貸で対応し資産を創って買うのか、生涯で何千万円の差が出る。資産マネジメントする20年後、30年後の計画は、経営とおなじラインにある。

インターネット、英語、財務がこれからのビジネスマンに必要不可欠な「三種の神器」である。そして、選択した分野の日本一か、オンリーワンになることが、未来の自分がより物心共に、豊になる道だと思う。

コラムを毎月メルマガでご購読