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コラム

第200回

「挑戦者たちと」

3月1日土曜、第8期イントレプレナー塾の最終日、塾生の皆さんから熱の入った事業プレゼンを受け、社会の流れが変る予兆を感じました。

歴史のHistoryは、His+Story=彼の物語とも読むことができます。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズの試みは、たった一人での「熱狂」から始まり、世界の人々のライフスタイルを変えました。いつの時代も、一人の挑戦者の企てから、物語がスタートします。

塾に集った挑戦者の皆さんに、次のようなことを語りました。

・起業は時代の洞察にあり、事業成功は選んだドメインによって大半が変わる。
・脳をいったんオールクリアーにして、メンタルブロック(固定概念)を壊す。
・社会と人の「不、悩み」を解決するテーマに生命力が宿る。
・自分を信じ、脳がちぎれる程25時間考えた奴が勝つ。
・会社の金や資源を使うのだから、経営ビジョンと自分がやりたいテーマとのベクトルを合わせないと経営は取り上げない。
・アイディアをソリューションするには、繋がる編集力に着目することだ。
・顧客は誰か、顧客を知ることがすべてだ。とにかく顧客に会いまくり、顧客の心のヒダが見えてくるまで徹底して寄り添うことだ。必ず球筋が見えてくる。顧客を絞ると、エッジが刺さって広がる。絞ることは、狭くすることではない。
・世界と戦うスタンスをとる。
・何が強みか?一言で言えるか。これがなければ、存続できない。
・経営アセットを活かす。これが、最大の企業内起業の競争優位だ。
・どのように儲けるか。儲け方が変わった。利益の源泉は何か、この設定が勝つ秘訣だ!儲け方の組み立てで勝利したビジネスモデルはクックパッドだ。
・失敗の要因を、歴史や先輩から学ぶ。成功者のマネをしても、上手くいかない。
・始めから一発で成功するビジネス計画などない。事業は修正を繰り返し、磨き続けて人と組織が育ち成長する。人が、すべての原点だ。
・メンターは、誰か。成功者には必ずこの存在がいる。

起業とは、不退転の覚悟で「やる」精神がすべて。

日本経済の新陳代謝には、「起業社会」を創り上げていくことだと信じて、起業家の皆さんと共に、創業以来様々な挑戦をしてきました。

インターウォーズは、多くの皆さんに支えられ、今年20周年を迎えます。
「挑戦」する者にのみ将来は開かれます。これからも、起業家の皆さんと共に「挑戦」し、インターウォーズの物語を創ってゆきたいと思います。

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