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コラム

第200回

「まさかの時に」

今回のパンデミックは、多くの方が予想されていたように、未だ終息の気配が見えない。結局、この状況でどう生き抜くかは個々人の覚悟を伴う選択と判断に任されている。

あくまでも「自助努力してね」という事だが、このピンチを跳ね飛ばし、好成績を上げている企業も数多くあるのだから、経済人というのは本当に逞しいとつくづく思う。歴史を振り返っても、数ある大惨事を乗り越えて新たな進歩を遂げてきた企業も数ある。

現に、この状況の中でも宇宙関連の開発は着々と進んでいるし、新たなエネルギー資源も順調に普及し始めているように思える。一般の社会生活でもマスクや消毒を欠かさずに、画面上での会議や商談や販売等。できる事を可能な限り駆使して、あらゆる活動が行われている。

そして、更に。各業界の経営者は、先を予測し新たな戦略を組みチャレンジするしかない局面を迎えている。しかし、経営者だから権力を持っている人だからと言って、何もかも解るはずはなく。推測が当たれば尊敬され、外れたら無能呼ばわりされるのだ。

私に言わせれば、周囲も同罪なのだが、矢面に立つのはTOPの仕事なので仕方がない。しかも、切っ掛けが出来れば、あることないこと晒される時代なので、なにをやるのも、やらないのも決めるには相当の覚悟がいる。

ともかく、人類は、まさかの時を幾度も乗り越えてきたが、今また、その「まさかの時」なのだ。そういえば人間にとって必要な要素は、頭がいいことより、頭が強い事だと聞いて、納得したことがある。(頭が強い人は、緊急事態に冷静な判断ができる人だという)。

なので、こんな時ほど、出来る限り頭を強くして、自分を信じて、思い切り舵をきって進むしかない。この先どうなるかなんて、本当に誰にもわからないのである。

修復不能な天変地異が起きてもおかしくないし、サイバークライムで更なるシステム崩壊が起るかもしれない。今や人類の生活を脅かすものは疫病だけではないのだ。なので、リーダーは今の自分の判断を信じて、未来を予想し、今決めるしかない。そしてリーダーの基に集う人は、そのリーダーを選択した自分を信じるしかないのである。

まさかの時を、まさかの戦略で乗り越えて、面白おかしく過ごせる日を信じるしかない。

まさかといえば、戦略とまではいかなくても、この企業がこんなビジネスを?という発想の転換を利用した事業も増えている。ホテルはバカンスを主体に構築しだしたし。駅中や、博物館がシェアオフィスを提供したり。

鍵の修理屋さんが個人売買のサポート業務を始めたり、販売員のいないリアル店舗!?ができたり、空きビルを水耕栽培場所にしたりと、気づけば身近に、これまでの常識を超えたビジネスの話題に事欠かない。

いつの世も同じだが、危機を商機と捉え、既存の考えにとらわれずに、今必要とされていることを、自分たちでできる事を考えて具体的に動かれている方々が活躍されていくものだ。まさかの時こそ、まさかの発想で、自助努力つまり、自分の力で乗り切るしかない。とはいえ・・・そのまさかを見つけるのが簡単ではないのだけど・・・

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