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コラム

第334回

人生のCEOとして生きる人を増やすために

私たちは、「ひとりひとりが人生のCEOとして生きる社会を実現する」ことを掲げ、人と企業のインキュベーターとして活動しています。

人は、いつ最もやる気を発揮するのか。それは、誰かに指示された仕事をこなしているときではなく、自ら考えたアイディアを形にしているときだと、私たちは考えています。

当社では、企業内にいる一人ひとりが「考え、決め、挑戦する」ためのインキュベーション支援を続けてきました。人のモチベーションが最も高まる瞬間は、まさにそのプロセスの中にあります。

原体験は、リクルートでの社内起業

この考えに至った背景には、私自身の原体験があります。リクルート在籍時、社内企業家として新しい事業に向き合った経験です。

振り返ってみると、寝食を忘れて仕事に没頭したのは、そのときでした。

仲間とアイディアを出し合い、「何を、いつまでに形にするのか」「この事業で、社会をどう変えるのか」そんな問いを日々考えていた時間は、今でも鮮明に覚えています。あのときの圧倒的なモチベーションは、「自分たちが当事者である」という実感から生まれていました。

人を育てるのは、思想と機会

リクルート出身者が今もなお、さまざまな分野で活躍している理由は何か。

それは、創業者が圧倒的な当事者意識を持つ人材の採用に注力し、機会を与え続けたことにあると、今では思います。結果として成功し、大きな事業を築いた人もいれば、失敗し、赤字を経験した人もいます。それでも、自分たちで決め、自分たちで挑んだ失敗は、悔しさすらも充実感に変わる

一方で、上司から「やれ」と言われただけの仕事であれば、面白さもやる気も激減し、時に被害者意識すら生まれてしまいます。

企業を支える共通項

経営陣がすべてを決めるのではなく、現場に考えさせ、決めさせる。サポートに徹する。成長を続ける企業には、こうした共通項があります。

日本には、世界でも類を見ないほど多くの百年企業が存在し、現在では4万2千社を超えるとも言われています。その背景には、社内企業家に機会を与え、事業を生み出してきた文化と歴史があるのではないでしょうか。

人生のCEOを育てるということ

私たちはこれからも、

人に「機会」を与え、

「考えさせ」、

「決めさせる」ことで、

一人ひとりが自分の人生のCEOとして生きていける社会づくりに向き合っていきます。
人と企業を本質的に成長させる原動力だと、確信しているからです。

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