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コラム

第9回

「エグゼクティブフリーター氏に頂いた言葉」

インターウォーズには、吉井の古巣である、株式会社リクルート出身の方々が、社内にもブレーンさんにも、大勢いらっしゃいます。

先日、インターウォーズのインキュベーションを、外部から見た目で、メンバーにお話して頂く機会を設けました。その時のゲストも、元リクルートで、今は、【エグゼクティブフリーター】の道下氏です。

彼は、フリーターという言葉を流行らせた方で、リクルートの新規事業開発の雄として有名です。そして現在もエグゼクティブフリーターの名に相応しく、いろいろな分野で御活躍中です、いつも穏やかで、聡明で、前向きで、思いやりの深い素晴らしい方です。

 「インターウォーズの10年という歳月が生み出したものは、ゆるぎない信用と、なによりも社会の期待です、その期待に答えるべき組織、意識を持って頂きたい」というところから、道下氏のお話は始まりました。

確かに、いつのまにか、お客様の数も増え、また、御相談の内容も、秘密、機密事項の多い、社会的責任も重い仕事が増えています。期待値の高さを受けて、一つ一つの案件に気を引き締めて、取り組んでいかなければと、決意を新に致しました。

その後、言葉遊びでは無いのですが、という前置きの後、おもしろい話を頂きました。【インキュベーター】は、孵化器という意味はもちろんですが、もう一つ「細菌培養」の意味もあるそうです。

道下氏曰く、「新規事業は、特に、歴史の長い企業は、安定感の風が流れていて社中の方々は、いつのまにか、綺麗な(守られた)空気の中での生活に慣れ、外気に当てられていないので、虚弱体質になっていく傾向があります、そこへ、培養された「細菌」、インキュベーションマネージャーが参入することで、新しいDNAまれ変わる(打たれ強くなる)」という事だそうです。

しかし、何故、私達が「細菌」か、というと、他社には無い、DNAがあるからだと思います。なにしろ、弊社には競合会社がありません。理由は、とても日々面倒で、超、長期回収モデルだからです、その上、それぞれの利害関係者の我侭と屁理屈と自己弁護が蔓延する仕事を、こんなに辛抱強く継続できる会社は、【インターウォーズ】以外になかったからだと思います。

通常の経営者は自社の事業を成長させることに注力しますが、私達の思いは、経営者創造なので、経営者育成に注力を注ぎます。

経営魂を開花させるのに、教科書はありません、机上で経営は不可能です、「今、ここ」の課題に取り組み利益を創出する能力を養う方法は、現場と共に歩みながら、体と頭の汗を掻いて、心を捉えて、解決させるしかないのです。

その経験を経た「菌君」達が、純正培養されたメンバーと一緒に行動することにより、新規事業の開発が、より効率よく、前向きに進むという事になるのです。

このような、イメージを改めて教えて頂き、メンバーに、仕事を預ける楽しみが増えました。これからも、顧客の大きな期待に応えるべく、「強固な細菌培養」に勤しみます。

改めて、気付かせて頂いた、「エグゼクティブフリーター」道下氏に、「大感謝」です!

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