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始めてお会いしたのは、6年ほど前になります。「とてもお元気で、次から次へと自分の想いやエピソードを、楽しそうにお話される社長」というのが第1印象でした。「イギリスの人は、アンティークモールというものがあるくらい、物を大切にしています、古い物でも修理して上手に使っているのです、日本の生活者も、もっとあらゆる物を大事にして、環境保護に努めるべきだと思うのです。」と語られる、渡辺社長の事業はフリーマーケットを常駐版にして全国で展開するという広大な計画でした。
リサイクル関連事業は、殆どの場合、行政の大きな支援でもなければ、収益の薄い、難しいテーマなので、これから先の困難が見えてしまい、複雑な気持ちになりました。吉井は、物を大切にする人ですから、彼の倹約の美学には、共感し「このビジネスは時間がかかりそうだけど、意義があることだからお手伝いをしよう」と決意したようです。
弊社は、資本政策のアドバイスや、投資、スポンサー紹介、店舗開発の支援をしましたが、彼の目標とする、バックアップ体制を創る為には、システム構築を初め、広報、店舗開発など、かなりの初期投資が掛かる上に、彼の事業のコアは、モールに出店してくれる有力テナント、つまり、理念を共有する「多くの仲間」がなによりも必要です。その、仲間を集める為の広報や仕掛けをして、「倹約の美学」のムーヴメントを起こさなければなりません。
諸々にかかる、莫大なコストを、ぎりぎりの線で切り抜けて、踏ん張って、ここまできた渡辺さんのバイタリティーは凄いものがあります。 しかし、その影で黙々と面倒な業務をこなし彼を支えている、創業パートナーの女史の姿があることも忘れてはならないと思います。自由奔放な発想と人一倍の行動力で駆け抜ける社長の側に、彼女のような、冷静な判断力と、熱い想いを持ったパートナーがいたからこそ、最小のコストで、ここまでこれたのだと思います。
今では、モール8拠点、出店者数280店舗を抱える立派な常駐型モールとなりました。
「たまには、飯を奢らせてください!店舗で黒字がでるようになりました!」という明るい声を聞いたときには、涙がでる想いでした。吉井も常にPLで黒字が出なければ事業の意味も価値もないと多くの経営者に諭していますが、彼は知人に「赤字は罪だ!」と叱咤されたそうです。
一生懸命、物を大切にしたい、いいものがあるのに目立たない人達を応援したい、貧乏でも起業できるステージを持たせたい。そんな思いでここまできたのだけれど、事業が赤字ではなんの意味も持たない事にしっかり気がつき、それからは、社員の方一人一人とじっくりと話し合い、
頭も下げ、店舗の黒字化にひたすら走られたのだそうです、社員の方々も皆、男気のある人達で、辛い日々を共に耐えてくれた結果、マーケットが支持をしてくださり今では施設の方から増床の提案もくるそうです。
ボランティアみたいなビジネスであるがゆえに収益率が悪く、本部はいつも貧乏です。でも、「会社の皆で、」頑張ったから、世の中が認めてくれたから、新しい業態として認知されてきたのだと思います。
良かったね、これからだね、本当に良かった、まだまだ、道は長いけど、きっと多くの人が応援してくれるよ、大丈夫だよ!!と感激しながら頂いたご飯はとても美味でした。
知恵とコネで、株の旨みを上手に使って短期で大きく稼ぐ方々も沢山いらっしゃる中、素朴に、愚直に、理念を持ってフリーマーケットを続けてきている渡辺さん達に、エールを贈って欲しいと思います。また、物を大切にされている方や、自分の作品にちょっと自信のある方は、まず、このスリフトモールにチャレンジして頂けたらと思います。
-http://www.thriftlink.com/-
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