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コラム

第252回 「アマゾンの収益」
2018.11.01

アマゾンの収益
過日、アマゾンジャパンの経営陣から刺激的な話を聞いたので、以下に紹介します。

「アマゾンの利益の多くは、AWSから生み出されている。AWS(Amazon Web Service)とは、アマゾンが提供するクラウドサービス。もともとは自社のために作ったITシステムで、それを外部に提供したシステムだ。AWSは、売上高の約10%を占め、利益率は約25%の高収益事業で、アマゾンの利益の多くは、実はAWSが稼いでいる。これまで、マイクロソフトやグーグルと、クラウドサービスで数十回を超えて値下げ競争を繰り返し、現在では世界シェアナンバーワンのクラウドサービス企業になった。先日、時価総額が1兆ドル(約110兆円)を超えたが、株式市場は、ここも評価してくれたと思う。アップルの時価総額を超えるのは、時間の問題だろう。創業経営者のジェフ・ベゾスは、ビル・ゲイツを抜き2018年時点で1120億ドルの資産を持つ世界最大の資産家になった。
アマゾンの現場経営は、精緻で綿密な戦略を考えず、思いついたらとにかくやってみて、ダメだったら撤退する。商機を逃さず、思いついたことを圧倒的なスピードでビジネスモデルに落とし込む組織力がある。自分達だけではすべてを網羅した品揃えができないので、AWSの外販でシェアナンバーワンになったシステムリソースを活かし、出店者を募り場所貸しする仕組みを見出し、圧倒的な商品を揃えるプラットホームを作り上げた。
現在、アメリカの会員数は8500万人、全世帯の68%がプライム会員となり、毎年20%の成長を続け年間売上20兆円を超えた。

アマゾンの収益
日本においても、会員数が4000万人を超えた。楽天を抜き、年間売上2兆円が見えてきた。(昨年頃から、我が家のマンションのごみ置き場の段ボールは、半分以上がアマゾンのロゴ。)日本の年間3900円の「アマゾンプライム」会員費は、アメリカの1万3000円に比べかなり安く、使わないと損をする価格設定になっている。オンラインストア事業は利益より、シェアに傾注している。
アマゾンは上場以来、株の配当を一度も行わず投資に回し、倉庫数も、データセンター数も、ダントツのNo.1になった。他社が追従できないところに来たと思う。小売りIT企業で、地球最大の会社になり、リアルでも圧倒的No.1を目指している。」

1995年創業以来、書籍の販売からスタートしたアマゾンは圧倒的な規模で巨大化し、世界を席巻しています。最近では、AIスマートスピーカー、スマホ決済など、我々の生活の奥深くに入り込み、購買履歴等のビックデータを持つ企業グループになりました。データの世紀を迎えた今、アマゾンはどこまで、我々の生活を変えるのでしょうか。

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